防災警察常任委員会県外調査2日目
防災警察常任委員会の県外調査2日目です。私は2日目より合流しました。
テーマは、「飲酒運転根絶に関する条例」についてでした。宮城県議会の会議室にて、立法作業に関わった内海議員と宮城県警察本部交通企画課より説明を受けました。
条例制定に至る経緯ですが、平成17年5月に、仙台育英の学生が交通事故で亡くなることに始まります。この事件はマスコミでも大きく取り上げられ、ご存知の方も多いと思います。
県民世論が盛り上がり、飲酒運転撲滅に関する決議を可決されましたが、依然として状況は変わらなかったそうです。
そこで、議員を中心に飲酒運転を根絶する為の条例を制定しようと機運が高まってきました。
その過程の中で、県民・県・県警・地域などが一体となった取り組みを積極的に行い、飲酒運転による事故件数は以下のように大幅に減少をしました。
平成10年 飲酒運転455件 死者数41名
平成19年 飲酒運転105件 死者数 5人←激減
本年には、条例も制定され、宮城県はより積極的に飲酒運転の撲滅にまい進する方向性とのことでした。
飲酒運転の現象の背景には、国における道交法の改正と県民意識の醸成が大きく寄与していると、お話をお伺いして感じました。