社団法人神奈川県農業公社

調査報告書はこちらです。

第１節　調査概要

　神奈川県農業公社を訪れ、事務局長、専務理事、総務農政課長より公社についての説明を受け、意見交換を行った。

第２節　神奈川県農業公社の概要と印象

目的と組織

　農業公社の目的は、「神奈川県の農業の発展と農業者の福利の増進を図ること」(神奈川県農業公社定款3条)である。農地保有合理化事業(農業経営基盤強化促進法)を主な業務とする。

　組織は、事務局長、課長、課員の計6名の組織体制である。農業が活発な地域の農業公社と比較すると、その人数は格段に少ない。

第３節　まとめ

　農業公社が実施する農地保有合理化事業の必要性は認められるが、農業公社が単体の組織として存在する意義は薄いと考えられる。実際、説明者も単体の組織としての必要性は薄いと述べていた。実際、他団体との合併の検討もされたことがあるそうである。

　近隣の自治体を調査すると、例えば東京都農林水産振興財団、千葉県水産振興公社など農業以外の事業を扱う団体として存在する。経費削減や人材の有効活用などを念頭に入れて、神奈川県農業公社としての在り方についての再検討が必要である。