菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜共生の共創・自分らしく生きる〜

神奈川県議会議員菅原直敏の議会報告のブログです。神奈川県大和市選出。無所属。社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、保育士。

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○議会図書室とは

 各都道府県議会には、議会図書室があります。地方自治法100条18項により必置こととされているためです。都道府県議会の議会図書室は比較的充実しており、議員の調査活動の拠点となり得る施設です。

○低い利用率

 47都道府県議会全ての議会図書室に足を運びました。図書室の関係者が口を揃えて言うのは、特定の勉強熱心な議員が利用する以外は、全体として議員の利用率が低いということです。ある県議会では、あまりに議員が利用しないため、鍵が閉まっている図書室もありました。

○削減される人員

 議会事務局の組織も行革とは無縁ではありません。人員削減の圧力が常に存在します。そのようなとき、まず人員削減の対象となるのが図書室の人員です。多くの議会において、図書室専属の職員を廃し、調査課の職員との兼任といった体制がとられていました。議会の調査機能の強化がさけばれる中、図書室の人員削減は時代に逆行するようにも思われますが、多くの議員が図書室の意義についてその程度の認識しか持っていないことの表れかもしれません。

○一般利用も可能

 議会図書室は、議員の為だけの施設ではありません。職員も頻繁に使っていますし、一般の方も利用することは可能です。特に東京都議会、埼玉県議会、兵庫県議会及び沖縄県議会の図書室は規模も比較的大きく、(議員の利用が少ないことも手伝って)空います。特に行政関係の調べ物をするには最適かもしれません。

 神奈川県議会の議会図書室は、規模こそ前述した図書室に及びませんが、いつもきれいに整理されています。県民の方は一度訪れてみるとよいかもしれません。