議員及び議会のあり方
昨日、名古屋市議会で河村市長が提案した、議員の報酬や定数を半減させる条例が否決されたようです。
これは、著名人の首長だからこそできる荒業です。実際の条例の内容は、半減の根拠も弱く、荒いものですが、このような問題提起を議会ではなくむしろ市民(及びメディアを通じて全国民)に行ったことは評価しています。
議員の待遇を議会が判断することには無理があると、7年間議員を務めて強く確信しました。私の所属してきた議会にも、議員の待遇に関わる陳情などがあがってきますが、議論といえる議論がしっかりと行われたことはありません。自分たちのことになると、自ずと私情が出てきてしまい、住民の視点よりも私情が優先されてしまうからです。
議員の待遇も含めて、自分たちの議会がどうあるべいかということについて、住民が真剣に考えることが、住民自治の第一歩であると考えます。