議会改革その1~「議会改革に関する50の提案」
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●議会改革に関する50の提案
「神奈川県議会 議会改革に関する50の提案」を作成しました。私自身が、選挙で公約した「議会改革」に関わる政策提案書です。同じ会派の所属議員だけではなく、議長・副議長及び「議会改革」に熱心である他会派の議員にも渡しました。内容が実現するのであれば、誰が提案してくれてもよいと考えるからです。
また、併せて会派において以下の提案をしました。
・会派において「議会改革」に関する考えをまとめること
・議会改革に関する検討会を議会に設置することを求めること
後者については、7月から設置されることになりました。今後は、少しでも私の政策提案が実現するように、動いていく予定です。
なお、提案書の内容はPDFファイルでHP上に公開しています。
http://www.k4.dion.ne.jp/~naotoshi/_userdata/20100721gikaikaikaku50.pdf
●議会に対する厳しい視線
近年は、議会に対する住民の視線がますます厳しくなっています。全国的に議員の報酬や定数の削減要求が住民からなされていることからも、その点は明らかです。これに対応するように、議会側から提唱されているのが「議会改革」です。
しかし、全国のほとんどの自治体では、住民が期待するような「議会改革」はほとんど行われません。多くの場合、議会改革は議員の既得権に踏み込み、それ以外にも議員に多くの労力を要求するからです。水が高いところから低い所に流れるように、人は楽な方に流れやすいのです。
市・県と二つの地方議会議員を経験しましたが、その存在意義が問われると私は考えています。残念ながら現在の地方議会は、行政の一審議会であり、最も費用対効果の低い組織体の1つとなっています。
私自身も構成員の1人ですので、評論家のように議会の問題点の指摘ばかりをしているわけにはいきません。そこで、今までの議員生活7年間の自省と経験も含めて、議会改革に関する政策提案を行った次第です。
次回より、その内容について数回にわたりご紹介していきます。
●神奈川県議会の取組
最後に本県議会の今までの議会改革の取組をご紹介します。また、三重県議会は全国的にも議会改革が進んでいる議会ですのでご紹介します。本県と三重県の議会のHPを比較してみて下さい。
神奈川県議会→ http://www.pref.kanagawa.jp/gikai/gikai.htm
三 重県議会→ http://www.pref.mie.jp/KENGIKAI/
平成19年
●議員の交通費を、都道府県議会で初めて実費支給に変更
●議員の政策形成の支援や議会広報の拡充などを目的とし、議会局を組織改革
平成20年
●政務調査費の収支報告書に、領収書等証拠書類の添付を義務付け
●新庁舎1階に議会情報コーナーを設置し、新たな情報発信
●開かれ充実した県議会をめざす「議会基本条例」を制定
平成21年
●常任・特別委員会記録のインターネット公開により、情報提供を充実
●議員の期末手当を削減(22年度まで)
●県政調査事業(国外調査)を凍結(同)
平成22年(1月12日現在)
●会期等の見直しを実施
●議員報酬を削減(22年度中)