仕事をしたふり
仕事をしない議員も多いですが、仕事をしたふりをする議員も少なくあ
りません。元岩国市長である井原勝介氏のブログに興味深い内容があった
ので転載します(許可取得済み)。なお、井原氏とは一緒にお酒も飲んだこ
ともありますが、官僚出身でありながら偉ぶらず大変気さくな方です。ま
た、実直に信念を貫く方でもあります。
井原氏のブログ http://ihara-k.cocolog-nifty.com/blog/
@@@転載部分@@@
候補所のチラシ
選挙候補者のチラシに次のようなものがよく見られる。
チラシの内容⇒ http://ihara-k.cocolog-nifty.com/blog/files/img040.pdf
道路工事、街灯の設置、歩道の整備、○○会館の建築・・・などの写真
を一面に掲載し、あたかもすべて自分がやったかのように宣伝する。
こんなチラシが効果があるのだろうか。市民の皆さんはどのように思わ
れるのだろうか。
私は、講演や草莽塾などの際には、次のように言うのが常である。
「候補者は、情報公開や福祉の充実、子育て支援などみんないいことばか
り言うので、誰を選んでいいかわからない場合が多いが、一つ確実に言え
ることは、あれをやった、これを作ったと写真を並べて宣伝するような人
は選ばない方がいい。」
議員一人の力で何でもできるものではなく、こうした話が眉つばもので
あることはおわかりであろう。
こうした議員にとっては、地域や支援者への利益誘導が主な仕事であり、
そのためには行政の職員に圧力をかけ、怒鳴りつけることも平気である。
一方で、重要な政策課題にはまったく無頓着、安易に反対し、市民全体に
不利益をもたらすことも。
知人や上司に頼まれたから、同じ地域に住んでいるからといった理由で
はなく、我々一人ひとりが、候補者の理念と政策をしっかり見極めて、自
らの意思で自由に投票する必要がある。
(中略)
選挙から変えていかなければ、政治は決して変わらない。こうした市民
の新しい試みが、少しでも効果を発揮することを期待したい。