地域主権型道州制と大都市制度
第5回都市制度・道州制PTの勉強会でした。
江口克彦参議院議員を講師にお招きしました。江口議員は「地域主権型道州制」を主張してきていますが、私達の考える道州制に対する提案と如何に整合性をはかれるのかを検討するためです。
江口議員曰く、現在の国会議員はデパート化しているとのこと。それは、国も県・市も同じことを扱うために、特に国会議員は地元の細かい事柄から外交までを考えなければ行けないが、結局中途半端になり、海外の専門政治家にまけるとのことでした。これは私自身も同じ問題意識を持っていました。
つまり、国と地方自治体の役割分担を考えることが、江口議員の道州制の一つの切り口です。
江口議員は現在の中央集権制には二つの問題があると主張します。
1. 一律主義→一本の法律=不平等
全国のレヴェルが一律に低い時代はそれでもよかった。
2.一極主義→東京だけの哲学=衰退
東京の発展が日本の発展と同視されていた時代はそれでもよかった。
中央集権制と官僚制は裏表の関係にあるとのことでした。
さて、肝心の地域主権型道州制と私達が検討している大都市制度の件ですが、地域主権型道州制の内容は概括的なものなので、様々な制度を検討しても矛盾は生じないようでした。
少人数の開催でしたので、質疑も十分行い有意義な勉強会となりました。
段々と提案の方向性が見えてきました。
参加者
伊藤大貴横浜市議
中西建治参議院議員
宗像富次郎神奈川県議
大岩まさかず横浜市議
小林大介神奈川県議
市川圭相模原市議
菅原直敏事務所政策スタッフ