2007年6月定例会終了
6月定例会も終了しました。ようやく一段落といった感じですが、政党所属の議員はこれからが本番です。参議院選挙があるため、休むまもなく県内を飛び回っています。
さて、県議会になると市議会以上に政党色が強くなります。神奈川県のように議員が107名もいるとそうならざるを得ないのだと思います。
議会内である種のグループやパーティを組むのは当然ですし、私は政党政治は民主主義における基本原理の一つであるとも考えます。しかし、時にはその度が過ぎてしまい「反対の為の反対」が行われることもあります。
県議会では定例会において「意見書」が各会派の提案で提出されることがあります。問題なく満場一致になることもあるのですが、時には対抗する政党が出したが為に、ほぼ同内容の意見書が本会議に複数かけられることがあります。
本議会がそうでした。年金改革に関連する意見書において、提出者の違う、しかし多少の文言や提出先の違いを除けばほぼ同内容の意見書が2件提出されました。
大志会としては、結局両方に起立採決をしたわけですが、政党会派はもちろんのこと、その他諸派の議員におかれましても、両議案に対して異なった対応をされていました。
政党政治の中でしょうがないことなのかもしれませんが、「県民本位」という視点で考えると、多少の矛盾を感じます。もちろん、私が政党に所属していないから言えることですが(所属していたらやはり片方だけに賛成をすると思います)。
議会の経過は以下で中継されています。