菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜共生の共創・自分らしく生きる〜

神奈川県議会議員菅原直敏の議会報告のブログです。神奈川県大和市選出。無所属。社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、保育士。

ええかっこしいではダメですか?

本文は菅原直敏メールマガジンからの抜粋です。メールマガジン登録希望の方はこちら

 議員は住民の代表者の側に立って仕事をするのが本来の役割です。しかし、日本の地方議会はそうはなっていません。規模の大きな議会になればなるほど、惰性が支配し、多額の税金で運営されている程の効果は生み出されていません。識者の言葉を借りれば、今の地方議会は「盲腸」です。あってもなくても問題ない、むしろたまに炎症を起こす分だけ害があるということです。

 もちろん、このような議会が問題であると考える議員は少なくないのですが、議会で正論を主張し続けると大抵はこのような言葉を浴びせられます。

おまえはええかっこしいだ

 私も市議会議員の時に先輩の議員からこの言葉を頂きました。そしてその次に決まって出てくる言葉は、「それが政治だよ」ということでした。

 行政の提案をただ追認しその肩を持ち、無責任な要望・陳情に終始し、住民の利益に反することと分かりながらも、時にはそれを黙認してしまうことが「政治」だとするのであれば、そんな政治はいらないじゃないかというのが私の考えです。そしてそれを正そうとする議員をええかっこしいと特異な扱いにすること自体が、自分達の怠慢を肯定していることに他なりません。

 しかし、多くのやる気のある議員もだんだんと「ええかっこしい」であることを辞めていきます。つまり変えることを諦めるのです。そして、駅頭などに立って聞こえのいいことを言いながら生活のためだけに議員をやり始めたり、議会とは関係のない政治活動に没頭することで自分の政治家としてのアイデンティティを高めたり、さらには自分の上昇志向を実現するために住民を売ってでも周りの議員との調和を目指す者もいます。何年か前には共に闘っていた仲間も今ではすっかりサラリーマン議員になってしまった者が少なくありません。

 私がそのような議員であるならば、私が8年前に当選させて頂いた意味はありません。他の人で良いのです。ですから、私は8年間諦めませんでした。自分の理念・政策を貫き、その実現を意識しながら、活動をしてきました。期数が遥かに多いヴェテラン議員であっても、譲れない部分は絶対に譲りませんでした。

 今年はその8年間の総決算の年であると捉えています。まずは身近な市政から大きく変革する挑戦に乗り出しました。私の理念・政策に同調して下さった8名の「ええかっこしい」が超党派で戦います。もっともっと賛同者を募るつもりです。本気の人間が議会に多くはいれば、行政も住民の意識も変わります。そして日本も変わります。

 私自身は、大和に捉われず大所高所から、それらの取り組みを支援し、そして自分自身も自分を生かせる居場所において変革の取り組みを強めていきます。

 8年前の純粋な情熱と、8年間の経験を踏まえて、私の考える理念・政策を実現させるために、今年も「ええかっこしい」を貫きます。