菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜共生の共創・自分らしく生きる〜

神奈川県議会議員菅原直敏の議会報告のブログです。神奈川県大和市選出。無所属。社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、保育士。

第236回県政スクエア〜障害をもつ子供の居場所づくり~障害があっても多様な将来選択を〜

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写真提供:遊びパークリノア

 

  5月、藤沢市にある放課後等デイサービス「遊びパークリノア」を視察しました。障害をもつ子供の居場所づくりについて、様々な実践をしている施設です。

 私が感じたリノアの特徴は主に3つ。まずは、作業療法士や看護師等の専門職が熱心に子供たちと向き合っていることです。リハビリ職を配置するデイは珍しいですが、有効なアプローチです。

 次に、公営団地の店舗スペースを活用しています。これは、今後の団地再生の取り組みの参考になります。

 最後は、地域を巻き込んだ取り組みです。子供たちを隔離するのではなく、施設を地域住民にオープンにすることで、相互理解が進みます。

 責任者で作業療法士の大郷和成さんは、「子供たちがもっと多様な将来を進んでいけるような取り組みもしていきたい」と挑戦的な展望を掲げます。私がお話した女の子は、「将来看護師さんになりたい!」と夢を語ってくれました。障害をもっていても、様々な選択をできる社会。難しいけれど、ワクワクする挑戦的な取り組みが、リノアにはありました。

 第236回県政スクエアでは、大郷和成さんを講師にお迎えし、リノアでの実践のお話を伺い、障害をもつ子供たちの居場所づくりについて、みんなで考えていきたいと思います。

 



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第236回県政スクエア

テーマ:障害児の居場所づくりへの挑戦

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 今回は、大和市のお隣・藤沢市、辻堂海岸を臨む開放的な雰囲気の辻堂団地内において、放課後等デイサービス「リノア」を共同運営されている作業療法士の大郷和成さんをお招きし、「障害児の居場所作り」への取り組みについてお話して頂きます。①リハビリ・看護のアプローチ、②公営団地内の取り組み、③地域を巻き込んだ取り組みなど、先進的な取り組みに挑戦されています。

 大郷さんは以下のように取り組みを語ります。「今、藤沢市では肢体不自由の子供の放課後における活動場所が限られています。また、医療ケアが必要となると、さらに活動場所は限られます。もっと子どもたちが活動し、ワンパクして楽しむと同時にリハビリや医療ケアも受けることができる場所が必要なのです。『だったらそんな場所を創ろう!』と理事長とともにリノアを立ち上げました。リノアを通して、子供たちの『自分らしさ』を創り出していきたいと考えています。」

 私も視察させて頂きましたが、広いスペースを元気に走り回る子供たちが印象的でした(写真はリノアの子ども達)。貴重な機会ですので、是非ご参加ください。

【日 時】12月18日(日)、14時半〜16時

【場 所】大和市生涯学習センター603中会議室(新しい生涯学習センターです)

     住所:大和市大和南一丁目8番1号(大和駅より徒歩5分程度)

     ※大和市文化創造拠点と同じ建物です。

【テーマ】障害児の居場所づくりへの挑戦

【講 師】大郷和成氏(写真)

     (作業療法士、NPO法人 laule’a(ラウレア)の副理事長)

【備 考】事前申し込み、参加料等はありませんのでお気軽にお越し下さい。