菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜共生の共創・自分らしく生きる〜

神奈川県議会議員菅原直敏の議会報告のブログです。神奈川県大和市選出。無所属。社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、保育士。

【ご報告】新しい会派になりました

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5月23日の本会議が終了し、今年度の議会運営にかかる布陣が確定しました。議長は佐藤光議員、副議長は小野寺慎一郎議員に決まりました。

 

さて、今月中旬の新聞報道でもありましたが、5月の議会において、新しい会派「県政会」へ入団することになりました。

 

以前、3月に会派を解散し、所属議員が皆一人会派となったことをご報告しました。

 


県議会においては「交渉会派」と呼ばれる所属議員4名以上の会派とそれ以外の会派では、様々な点で制約を課されます。例えば、代表質問ができない、一般質問や委員会の質疑の時間が制限される、控え室に事務員が配置されない、諸々のワーキンググループや議会内の議論に正規のメンバーとして参加できないことなどが挙げられます。

一方で、前回の会派の解散の経緯から、自ら他会派や他の議員と交渉してまで、交渉会派への所属に執着する思いもなく、残り2年の任期は一人会派で行くつもりでしたし、その中で最大限自分に何ができるのかを考えていました。実は、毎回質問主意書を出し、討論にも立てば、それなりの議会活動量も確保できるかなとも、前向きに捉えていました。

 

そのような中、5月8日の夜に県政会の相原高広団長より入団のお話を頂きました。県政会は県議会内では最も歴史のある会派の一つで、基本的には無所属の議員を中心に構成されている会派です。政党政治を基軸に行われる神奈川県議会においても、政治信条や選挙区の事情から一定数の無所属議員が存在し、そのような無所属の議員が集まり会派を構成しています。

 

相原団長とは普段から政策的な意見・情報交換をする仲であり、私は以前に1年間だけ県政会に所属していたこともありました。

 

このお誘いを受け、自分なりに一人会派でいくことと県政会に入団することのメリット、デメリットを勘案し、入団の意思を相原団長にお伝えしました。

 

メリットとしては、質疑の機会を確保できることや、事務員などの助けを得てより広範な活動のマネジメントができること、私のライフワークである議会改革や地元課題である厚木基地の騒音解消について、会派として正式な枠組みで関われることがあります。また、以前と違い無所属議員中心の会派ですので、国の政局に翻弄され会派運営に影響を受ける部分が少なくなることも、私にとってはメリットかもしれません。

 

一方でデメリットとしては、そんなに大きなものは存在しませんが、ゼロから作った県進会と違い、多少の政策的な配慮を求められています(ただ、その県進会も一丁目一番地の公約を反故にする議員の行動が引き金となり崩壊に向かってしまいましたが、、、)。基本的には黒岩知事の方向性に全面的に賛同する会派なので、その部分に対する配慮は必要となります。

 

今年度は、文教常任委員会に所属します。県議も9年目になりますが、教育関係の常任委員会に所属するのは初めてです(特別委員会はある)。改めて、教育関連の分野の知見を広げながら取り組んでいきます。また、特別養護学校など福祉分野だけれども、所管が教育委員会であるものもあるので、これらの点については専門性を持って臨みます。

 

また、団長のご配慮により神奈川県厚木基地騒音対策協議会の委員を引き続き務めることになりました。空母艦載機の移転も含めて、基地問題が大きく動く可能性がある年だけに、大和市選出の議員としては非常にありがたいことです。これだけでも交渉会派に所属した意味があるかもしれません。

 

さらに、会派異動をしたばかりということもあり、会派としての役職は一切なくなりました。ただ、前期・今期とずっと政務調査会長を務め(他の会派では一年ごとに交代することが多い)、会派業務にも相当の責任を頂いて動いてきただけに、少しオーバーワークな部分もありました。したがって、自分自身の議員活動のみに集中できるという点で、個人的には前向きに捉えています。

 

なお、結果的に県進会に所属していた5名の議員の内、4名の議員が県政会に合流しましたが、3月下旬の時点で各自別の会派になっていますので、特段連携をとったりしていたわけではありませんし、それぞれが自らの政治判断で決めたことです(5月になるまでそれぞれの意向は知りませんでした)。ただ、2年間共に活動してきた仲間の多くとまた一緒に活動できることは素直に嬉しいですし、結果的により大きな9名の交渉会派に異動しことは収まりとしては良かったのではないかと思っています(ひょうたんからこまみたいな感じです)。受け入れてくださった県政会の皆さんに感謝を申し上げます。

 

いずれにせよ、与えられた立ち位置で最大限に効果的な成果を議員としてあげていくことには変わりはありません。

今後とも菅原直敏の活動を注視して頂けたらと思います。

 

千里の道も一歩から

神奈川県議会議員

菅原直敏