菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

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神奈川県議会議員菅原直敏の議会報告のブログです。神奈川県大和市選出。無所属。社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、保育士。

予算委員会初日~ITを理解しない人が県の情報最高責任者??

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予算委員会の初日でした。

今日は総括質疑と言って、知事も含めた幹部職員が答弁者として参加します。

私達の会派から登壇したのは、芳賀ようじ県議と私でした。

質問項目は以下です。

若年者の就業支援について

県におけるフェイスブック等のSNS及びipad等のタブレットPC等利活用の推進について

県財政の現状と徹底した県民周知による財政健全化について

芳賀議員(32)は若者らしい視点から、若年者の就業支援について総括的に質疑・提案をしました。

私は、特にICT関係の質疑に力点をおいて質疑を行いました。

導入で、日本版のSiriの可能性に言及し、調査を行ってきた佐賀県徳島県上勝町及び三重県玉城町の事例を紹介しました。

かなり時間をとり、結果的に後ろの質問がおしてしまいましたが、このような技術革新に関する取り組みは、議員や知事以下幹部職員の理解なくして進まない部分が大きいため、なぜ導入が必要なのか、そしてどのような成果がでるのかということを事例によってわかりやすく丁寧に説明することが、今回の質問だけではなく、あとあとつながっていくからです。

答弁者の席を見ていると、理解をしようとうなずいている職員から、なかなかとっつきにくそうな顔をしている職員まで様々でしたが、その技術を活用した成果に関しては誰にでも理解できるので、その意義については最低限ご理解頂けたのではないかと思います。

こういう理解促進は骨が折れる作業ですが、議会からも県民からもあるいは職員の若手からも様々な方面から必要性が喚起されることで重い腰というものはあがるものです。

知事のSNSに関する答弁を聞いていても、少し誤った理解をされている部分があるとの声を質問後他の委員からも頂きましたが、こういったことも積み重ねて解決をしていくしかありません。

早ければ年内に遅くとも数年すれば、スタンダードになっているそんな提案・質疑であると、時間が証明してくれるでしょう。

また、他の会派の質疑の中で、県の情報最高責任者が副知事であることにふれ、お世辞にもITに詳しくないような人間ですがというような答弁を知事が行い、会場の笑いを誘っていましたが、情報通信が社会に不可欠な社会インフラであることを考えると、責任者にこのような分野を解さない人がついているとすると、大きな問題であると考えます。

それほど、ITも含めた情報通信技術や装置は私達の生活に必要不可欠なものとなっているのです。

最後に、公務員給与と財政の関係についても質疑を行いました。

今日の質疑の中では、全ての会派だけではなく、知事自らが厳しい財政を連呼していましたが、後手後手の今こそ財政対策ではなく、先手先手の財政政策が求められます。職員給与の見直しも避けられないと考えます。