介護・福祉の施設・活動を巡る旅10件目~レストラン レ・ドア
横浜市旭区の三ツ境駅から徒歩圏内にある「レストラン レ・ドア」で食事をし、その活動を見学しました。このレストランは就労継続支援A型事業所であり、障害を持った方々が働いています。株式会社まち・ふくが運営しています。
就労継続支援A型事業所とは、通常の事業所に雇用されることが困難な障害者に対して,就労の機会を提供し,生産活動等の活動の機会の提供を通して,その知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業のことです。雇用契約を結び利用する「A型」と、雇用契約を結ばないで利用する「B型」の2種類があります。
このレストランの主力商品はどんぐりです。それもマテバシイという品種限定。どんぐりをひいて粉にし、パスタやお菓子・お茶等を提供しています。
欧風の建物の中に入ると、素敵な空間が広がります。私はアラビアータのパスタを注文しましたが、通常のパスタとは違いどんぐりが入っている為か少しふっくらもっちりしている感じです。食前には香ばしいどんぐりのお茶が提供されます。ワインも提供されていました。
ウェイターはみな障害を持った方々。
食後に2階の作業スペースを見学すると、障害を持った方々がみんなでどんぐりの殻を割って中身を取り出し、仕分けしています。女性の作業者の方が、どんぐりを拾いに行くことやどんぐりの種類等について熱心にお話ししてくれました。
私がこの就労所のよいと思った点は、お店の外観・内観も非常に素敵で、その雰囲気の中で提供される料理の質も高かった事です。障害者の方々がやっているからという理由ではなく、普通にまた行きたいと思わせるレストランでした。ワイン好きとしてはココファームのワインを合わせると、色んな意味でよいコラボになるのではとも思いました。
就労継続支援事業所は運営が非常に難しいのですが、こういう取り組みが認知され、まわって行くように世の中にして行きたいです。
対応してくださった田中さん始め職員のみなさん、ありがとうございました!
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