菅原直敏(神奈川県議会議員)議会報告ブログ〜千里の道も一歩から〜

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神奈川県議会議員菅原直敏の議会報告のブログです。神奈川県大和市選出。無所属。社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、保育士。

マニフェスト大賞・グッドマニフェスト賞最優秀賞受賞

マニフェスト大賞授賞式

写真:マニフェスト大賞授賞式で挨拶をする岩本一夫団長と菅原直敏政調会長

【テーマ】

マニフェスト大賞授賞式

【参加者】

岩本一夫

菅原直敏

安川有

加藤正法

久坂誠治

小林大介

芳賀ようじ

【内容】

六本木ヒルズ49階において、第6回マニフェスト大賞授賞式が開催されました。私達の会派の「みんなの党神奈川県議会議員団公約集兼進捗表」が、グッドマニフェスト賞最優秀賞を受賞しました。

今回は、過去最多の1340団体1670団体が応募をしたとのことで、非常に競争の激しい中ですが、私達の会派の公約集が高い評価を受けたことは、改めて身の引き締まる思いです。

講評の中でも触れられていましたが、この公約集を通じて私達が訴えたかったことは、「会派とは何か?」という根源的な問題提起です。多くの地方議会では、会派制を採用しているにもかかわらず、会派が「政策集団」として機能していない現状があります。その為、せっかく良い公約を個々の議員や団体が約束してきても、会派における運用段階で骨抜きにされていきます。

その結果が、市長或いは知事与党・野党といった首長に依存した議会運営であり、最大公約数の要望や陳情が行政に向けられる「おねだり民主主義」の元凶となっています。このような私達の的確な問題提起をしっかりと汲み取り評価をして頂いた点で審査員の方々に大いなる感謝を申し上げる次第です。

私達の公約集は同時に進捗表も兼ねています。定期的に更新をしていきますので、有権者の皆さんにおかれましても、私達の会派の取組のチェックの材料として利用して頂きたいと思います。

また、今回は神奈川県内から、自民党神奈川県議団政調会横浜市会議員団及び小林厚木市長の政策も優秀賞を受賞しており、改めて神奈川県の政策的な先進性を示せたのではないでしょうか。切磋琢磨できる相手がいることが、私達の政策の向上に繋がっていることは間違いありません。

マニフェスト大賞レセプション1

写真:レセプションにて。左から菅原直敏北川正恭三重県知事、久坂誠治、安川有里、加藤正法

北川正恭先生からも高い評価を頂くと同時に、「しっかりと運用をして、範を示せ」との叱咤を頂きました。

マニフェスト大賞レセプション2

写真:松沢成文前神奈川県知事と

会場にはマニフェスト選挙の第一人者でもあり、私達の第1回みんなの勉強会の講師も務めて頂いた松沢成文前神奈川県知事もいらっしゃっており、現在の県政等について意見交換をしました。松沢前知事の評価されるべき点はマニフェストという検証可能な公約を示した上で、行政運営に臨んだ点です。

現知事になって、比較が可能になり、この検証可能な公約をしっかりと示すという点が改めて評価されています。松沢前知事曰く、このマニフェストの取り組みは韓国や台湾などの世界に広がっているとのことでした。まさに、現在の神奈川県政はこの日本や世界の地方自治の流れるに逆行する「感性」政治になってしまっています。

マニフェスト大賞レセプション3

写真:湘南名産サーフボードサブレを売り込む久坂誠治議員

皆さん、サーフボードサブレをご存知でしょうか?湘南地域の新たな名産として売り出し中のお菓子です。素晴らしいのはひと箱売れるごとに37円の寄付金が海岸美化を行う団体に寄付されることです。

社長のご好意で、レセプションに出展されました。私達もシティセールス(?)の一環として、この素晴らしい取り組みを宣伝させて頂きました。

最後に、マニフェスト大賞の講評の際に触れられていましたが、みんなの党では公約の事を「アジェンダ」と呼びます。党本部の思いとしては、「マニフェスト」という言葉の評価が落ちたことへの代替的措置という意味合いもあるのでしょうが、大切なことは「呼称」ではなくて「中身」です。

選挙前に有権者に訴えたことをしっかりと議会において具現化する取り組みをする。そして、事後的に評価して、次の選挙の判断材料にされる。このような手段として機能することが重要なのです。

その為、今回の会派の取り組みにおいては、「マニフェスト」でもなく「アジェンダ」でもなく、最も基本的な言葉である「公約集」という表現を敢えて用いました。これが他の呼称に変わっても「中身」は変わることはありません。

この中身を評価頂けたことに大いなる感謝を申し上げ、我が会派としてこの公約の前進に全身全霊を傾けることをお約束したいと思います。

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みんなの党神奈川県議会議員団(神奈川県議会)

みんなの党神奈川県議会議員団 公約集」

議場で戦う政策集団としての覚悟を示すマニフェストとして作成され、マニフェストサイクルが強く意識されている。すなわち、マニフェストにおける指導理念を明記することで議会における適切な個別対応判断の指針を与えるとともに、事項別には、「現状と課題」「手法・方向性等」で政策理解を共通にした上で、評価基準を明記した進捗管理表及び取り組み内容と成果の記述欄を用意するという優れた工夫がある。政策実現のために常時使われる「生きたマニフェスト」ともいうべきものであり、高く評価できる。

(審査委員講評:塚本壽雄 早稲田大学大学院教授)

出典:マニフェスト大賞HP

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■グッド・マニフェスト賞 みんなの党神奈川県議団

 ◇「分かりやすさ」にこだわり

 地方議会では必ずしも「党=会派」ではない。そんな実情に即した公約集だ。マニフェストの評価は達成率などに縛られることが多いが、中核部分の理念に変更がなければ見直しできるとしている。

 「分かりやすさ」にこだわった。「現状と課題」「手法・方向性等」を見える形で打ち出し共通理解を図っている。また、「進捗状況・内容」「成果」の記述欄を用意して、達成率だけでなく政策の進み具合についても評価できるようにした。

 公約集をまとめた菅原直敏県議(33)は「マニフェストは達成率でなく、内容が問われている。会派も数合わせでなく政策集団にならなければいけない。その問題提起になれば」と言う。【北川仁士】

出典:毎日JP