神奈川県職員の出張費は約9,000万円→パック旅行利用のススメ
本日の県政会の池田東一郎議員の「職員出張におけるパック旅行商品の活用について」の質疑のやりとりが興味深かったです。
趣旨としては、県職員の出張費を削減するためにパック旅行商品の活用を推進し、浮いた経費を政策にもちいなさいということです。正論です。
その中で興味深かったことが、昨年度の県職員の宿泊を伴う出張費の総額です。
答弁で聞き取れた範囲では278件、約9,000万円でした(後日議事録などで正確な数字はご確認ください)。
思わず隣の議員と顔を見合わせました。「意外と少ない」という意味でです。東京都に次ぐ自治体の規模を誇るわけですから、もっとあるのかと思っていました。
また、黒岩祐治知事も海外視察によく行かれますが、最高額でも1,000万円程度でビジネスクラスとのことなので、適正な予算の範囲で視察に行かれていると思われます。
ちなみにお隣の東京都は、舛添要一前知事の1回の海外出張で最高6,976万円を支出しており、在職中の合計額は億単位です(随行の職員の費用も含む)。東京都知事の1.5回の海外出張が、神奈川県の全職員の宿泊を伴う出張の費用と同程度ということです。
ただ、そうはいっても削減できるものは削減して行けた方が良いはずです。知事も庁内でパック旅行の利用を推奨していく旨の答弁をしていました。
なお、全てがパック旅行が良いとも言い切れない部分もあり、日程の変更がある可能性が高い場合は、パック旅行の方がキャンセル料や変更料が割高になる場合もあります。
状況に合わせてやっていくと良いと思います。良い提案だったと思います。
千里の道も一歩から
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